5歳児の発達の特徴と鈴の音保育園の取り組み〜保護者の皆さまへ〜
- Morito Tachi

- 2月18日
- 読了時間: 3分
【心身の発達】
5歳児は、体力・運動能力・思考力が大きく伸び、複雑な動きや集団での活動も楽しめるようになります。思考も論理的になり、「どうすればできるか」「なぜそうなるのか」を考える力が育ちます。また、自分の感情を整理し、言葉で伝える力も発達してきます。鈴の音保育園では、子どもの主体性を尊重しながら、挑戦する力・考える力を伸ばす環境を整え、就学に向けて自信をもって歩み出せるよう支援しています。
【生活習慣の形成】
5歳児になると、生活習慣はほぼ自立し、時間を意識して行動する力や、見通しを持って準備する力も育ってきます。鈴の音保育園では、「自分のことは自分で」「人のことも思いやって」という視点を大切に、身支度などの一つ一つに丁寧に関わっています。お泊り保育をでは身の回りのことを一人で行えるきっかけになります。食事では栄養への関心も高まり、食材への興味を育てるクッキング保育や食育活動に加え、年長児は園庭の菜園で野菜つくりとその販売活動を行います。その他にも様々な活動を積極的に取り入れています。
【人間関係・社会性の育ち】
友だちと協力しながら一つの目的を達成する喜びや、役割分担を通じて集団の中での自分の役割を理解する姿が見られます。時に意見の違いで対立もしますが、その中で「どうすればうまくいくか」を考える力が育ちます。鈴の音保育園では、異年齢との関わりやグループ活動を通じて、思いやり・対話力・協調性を伸ばし、社会性の土台を丁寧に築いています。発表会では縦割り保育の集大成として劇を行い人ルの作品を年長児が中心に助け合いながら作り上げていきます。
【安全・健康管理】
自分で行動範囲を広げる力がつく一方で、ルールや危険の理解もより深まります。園では、自らの安全を守る意識を高められるよう、「なぜ危ないのか」「どうしたらよいか」を一緒に考える対話を大切にしています。健康面では、日々の生活の中で適切な体調管理や衛生習慣の定着を促し、心身ともに安定して過ごせるよう支援しています。
【子育て・家庭との連携】
就学を控えた保護者の方にとっては、「小学校への準備ができているか」「自分でやっていけるか」などの不安も出てくる時期です。鈴の音保育園では、日々の生活や活動を通して子どもたちの育ちをしっかり観察し、保護者と丁寧に情報を共有することで、安心して進学を迎えられるようサポートしています。面談や懇談会では、家庭での接し方のヒントも一緒に考えていきます。バースディ参加を通じて保育園での生活を知り安心に繋げて頂ければと思います。
【園独自の取り組み・教育的活動】
鈴の音保育園では、表現活動や自然体験、地域交流、異年齢保育など、実体験を重視した保育を大切にしています。5歳児は園生活のリーダーとして、年下の子どもたちを思いやる経験を通じて、責任感や主体性を育みます。また、異年齢とは別に就学に向けて年齢の活動の時間も徐々に増やしていき話し合いや発表の場を設け、自分の意見を伝える力、他者の意見を受け止める力も育てていきます。5歳だけの活動として郷土愛の育み等を目指す御岳山へのお泊り保育や、近隣8市の保育園が参加する昭島でのサッカー大会への参加、文字指導など遊びと学びがつながる毎日を通じて、小学校生活への自然な橋渡しを目指しています。




