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2歳児の発達の特徴と鈴の音保育園の取り組み〜保護者の皆さまへ〜

  • 執筆者の写真: Morito Tachi
    Morito Tachi
  • 2月24日
  • 読了時間: 3分

【心身の発達】

2歳児は「自分でしたい!」という思いが強まり、自我が確立され始める時期です。身体面では走る・跳ぶといった運動能力が発達し、指先も器用になっていきます。言葉の理解や表出が急速に進む一方で、自己主張が強くなることで葛藤も多く見られます。鈴の音保育園では、そうした育ちを受けとめ、一人ひとりの挑戦を温かく見守る中で、自己肯定感と自己表現力を育む保育を行っています。


【生活習慣の形成】

自立心が芽生える2歳児期は、生活習慣の基礎づくりが大きく進む時期でもあります。衣服の着脱、トイレトレーニング、手洗いや歯みがきなど、できることが少しずつ増えるように、保育士は手を出しすぎず見守りながら適切な援助を行います。食事ではスプーンやフォークを使って自分で食べる意欲を大切にし、食材に親しみを持てるよう、色や形に工夫を凝らした給食を提供しています。


【人間関係・社会性の育ち】

友だちとの関わりが活発になり始める時期でもあり、並行遊びから模倣遊び、時にはけんかやトラブルも経験しながら、社会性の基礎を育てていきます。鈴の音保育園では、保育士が間に入りながら気持ちの言語化や仲立ちをすることで、「相手を思いやる」「気持ちを伝える」力を育んでいきます。子ども同士の関係の中で育つ「共に生きる力」を大切にしています。


【安全・健康管理】

好奇心旺盛な2歳児は、予測しづらい行動をとることが多いため、安全面の配慮が欠かせません。園内では事故の防止に細心の注意を払いながらも、子どもたちの自由な探索や活動を妨げないよう環境を整えています。また、手洗いや排泄の習慣化、体調の小さな変化を見逃さない観察体制など、健康管理にも力を入れています。


【子育て・家庭との連携】

2歳児は「イヤイヤ期」とも言われ、家庭でも戸惑いや悩みが多くなる時期です。鈴の音保育園では、毎日の連絡帳や送迎時の対話を通じて、子どもの様子を丁寧に共有しながら、保護者の気持ちに寄り添った対応を心がけています。必要に応じて面談や専門機関との連携も行い、子育てを「一緒に支える」姿勢で関係づくりを大切にしています。


【園独自の取り組み・教育的活動】

鈴の音保育園では、絵本の読み聞かせや、体づくりにつながる体操あそびなど、年齢に応じた活動を日々取り入れています。また、季節の行事や自然に触れる戸外活動などを通じて、豊かな感性を育てる保育を展開しています。年齢を超えて関わる縦割りの活動もあり、異年齢の中で学び合い、優しさや思いやりも自然と育まれていきます。近隣には安全で自然豊かな公園が多く、できるだけ戸外に出かけ、風や光、草木に触れる経験を積んでいます。


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