3歳児の発達の特徴と鈴の音保育園の取り組み〜保護者の皆さまへ〜
- Morito Tachi
- 2月22日
- 読了時間: 3分
【心身の発達】
3歳児は、心身ともに大きく成長する時期で、体力・運動能力が向上し、指先もより器用になります。また、想像力が広がり、「ごっこ遊び」などを通じて自己表現が豊かになります。言葉の数が飛躍的に増え、考えを伝える力が育つ一方で、感情のコントロールはまだ未熟で、葛藤や泣きなども見られます。鈴の音保育園では、そうした成長をしっかり受けとめ、安心して自分の思いを出せる環境を整え、自信や達成感を得られる経験を大切にしています。
【生活習慣の形成】
生活リズムが安定し、身の回りのことを自分でやりたいという意欲がさらに強まります。園では、衣服の着脱、排泄、食事など、日常生活の中で「自分でできた」という達成感を味わえるよう支援しています。給食では、食器の使い方や食べ方のマナーにも少しずつ意識を向け、楽しく落ち着いて食事ができる環境づくりに努めています。
【人間関係・社会性の育ち】
3歳児は「友だちと一緒に」遊ぶことが楽しくなる時期です。簡単なルールのある遊びや、役割を持つ遊びも取り入れられるようになり、他児との関係がぐっと広がっていきます。鈴の音保育園では、友だちとの関係の中でトラブルも大切な学びと捉え、保育士が間に入りながら気持ちを代弁したり、解決の糸口を一緒に探ることで、社会性や共感性を育てています。
【安全・健康管理】
行動範囲や活動量が増えることで、けがや事故のリスクも高まります。園では、子どもたちが主体的に動ける安全な環境整備を徹底するとともに、自分で危険を察知する力を育てるための声かけも行っています。健康面では、毎日の視診・触診による健康チェックを欠かさず、流行疾患への対応も適切に行っています。
【子育て・家庭との連携】
自立が進む一方で、新たな悩みや不安も増える時期です。鈴の音保育園では、連絡帳や対話の中で子どもの様子や家庭の状況を把握し、気になる点があればすぐに共有し合える関係性づくりを大切にしています。必要に応じて面談や相談の機会も設け、保護者と一緒に子どもの育ちを支えています。
【園独自の取り組み・教育的活動】
3歳児からはより意図的に保育活動が組み立てられ、自然体験・制作・音楽活動など多様な取り組みを通して興味や集中力、表現力を育んでいきます。鈴の音保育園では、関わりを通じて成長を促す縦割り活動などに加え体育指導やリトミック、絵本の読み聞かせなど、子どもたちの世界を広げる体験を積極的に取り入れています。日々の保育を通じて「やってみたい」「知りたい」を引き出し、意欲的に学びに向かう力を育てていきます。
